【ガルバリウム剛板の家】は軽くて地震に強いモダンハウス!


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管理人
ガルバリウム外壁の家、素敵ですよね。ただの家じゃないみたいなクリエイティブな雰囲気で、独特の光沢があり、異彩を放ちます。メリット・デメリットを調べてみました!
ガルバリウム剛板の家
【ガルバリウム剛板】ってどんなもの?
ガルバリウム剛板、通称「ガルバ」とは、 1972年にアメリカで誕生した金属サイディングです。 「ガルバリウム合金でメッキされた鉄のこと」とのことで、 メッキすることでトタン板の軽さに、腐食しにくさとサビを抑えています。
金属の長所にプラスして短所を克服したことで、一般住宅用の外壁・屋根材としても人気になってきました。ちなみにガルバリウム剛板には、波のピッチが細い小波板と、 波のピッチが広い大波板があります。好みや家のデザインによって使い分けましょう。

ガルバリウム剛板の歴史(年表)
- 1972年:アメリカ「ベスレヘム・スチール社」が開発
- 1982年:日本国内に技術を導入、生産開始
- 1990年〜:ガルバリウム鋼板が普及しだす (主に倉庫や作業所などから普及)
- 2000年〜:一般住宅の外壁・屋根材として徐々に普及
- 2015年〜:一般住宅の外壁材・屋根としてかなり普及
- 2022年:今では必要不可欠な外壁・屋根材になった
ざっといいますと、このような流れのようです。 技術革新、品質改良も進み、ここ10年ぐらいはリフォームではもちろん、新築でもかなり普及してきたと言えます。
次に、ガルバリウム外壁のメリット・デメリットを印象面と機能面で分けて、比較してみましょう。

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【ガリバリウム外壁】印象面のメリット・デメリット
まだ比較的新しい素材のガルバリウム外壁ですが、 街中でもチラホラ見かけるようになりました。自由な雰囲気で素敵という意見と同時に、作業所みたいで家らしくない、といった 否定的な意見もあるようです。人によって好みが分かれる外壁です。
【ガリバリウム外壁】印象面のメリット
- モダンでアーバンな雰囲気
- ハイセンスで都会的
- シンプルでシャープ
- 軽やかで自由な雰囲気
- 斬新で非凡
- 光沢がある
- キッチリ、かっちりして見える
- 機械的に見える(いい意味で)
- ラボ風に見える(いい意味で)
【ガリバリウム外壁】印象面のデメリット
- 作業小屋みたい
- 家に見えない
- 安っぽく見える
- テカって見える
- 工場や倉庫に見える

【ガリバリウム外壁】実用面のメリット・デメリット
実用面はより気になるところですね。ガルバリウム剛板は 普及しだしてからまだ15年程度と思われ、 その優れた特性からリフォームにはよく使われるようです。
ただし新築からガルバリウム外壁を選ぶ人は、まだ少ないようで、外壁シェア全体の10%未満(3位)です( ちなみにシェアトップは窯業サイディングで70%、2位がモルタルが13%です)。
【ガリバリウム外壁】実用面のメリット
- サビに強く耐久性が高い
- 軽くて家に負担をかけないので地震に強い
- デザイン性に優れる
- 耐熱性が高いので暗色系の色が使いやすい
- コーキングが隠れるので雨風に強い(防水性が高い)
- 軽く薄いのでリフォームには大変適している
- 建物が曲線でも沿わせやすい
【ガリバリウム外壁】実用面のデメリット
- 施工費が高い(初期費用が高い)
- 断熱性能が低い(断熱材で補完する)
- 遮音性が低く雨音が気になる
- デザインバリエが少ない
- 黄砂・塩害に弱い(海の近くは注意)
- 施工時の問題で黒くなることがある
- 塗装などのメンテナンスコストが高くなりがち
- 夏は外壁が熱くなり子供が触ると危ない
- 白サビが発生することもある
- 衝撃に弱く、子供のボールや自転車が当たると痛む
- ガルバリウム剛板の溝に蜘蛛の巣がつく

【ガルバリウム剛板】メリットを上手に生かす(まとめ)
ここまで調べてみて、ガルバリウム剛板の外壁は意外に気を使い、メンテナンスも他の外壁材よりはまめに行う必要がある、贅沢な外壁なのでは?と思いました。
以前、ブルータスという雑誌で「小屋特集」が組まれたことがありましたが、ガルバリウムっぽい壁で覆われた小屋は、たまらない魅力を讃えていました。
社会に囚われない、自由な雰囲気があります。 そして何よりも地震大国日本において、 外壁材が軽くて家が倒壊しにくいという特徴は重要だと思いました。屋根もガルバリウム剛板にすれば、地震には最強かもしれません。
